『夏の三大感染症』について分かりやすく解説!

夏にかけて流行する感染症(夏風邪)は、乳幼児に罹りやすい感染症となりますので注意が必要です!
もちろん、大人が感染するリスクも少なくありません。

そこで今回は、これから夏にかけて流行すると考えられる感染症を3つご紹介します!
一つ一つ「Q&A方式」で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

【ヘルパンギーナ】

どんな症状?

38度~40度の高熱が2,3日続き、のどの奥に小さな水ぶくれ(口内炎)ができます。
下痢嘔吐が見られることもあります。口内炎の痛みによって、水分や食事が食べられなくなることもあります。

治療法は?

特効薬はないため、解熱剤などの対症療法で自然に治るのを待ちます。
口内炎の痛みが強く、水分が全く飲めないときは点滴をすることもあります。

家庭で気をつけることは?

ほとんどの場合が予後良好で自然治癒しますが、口内炎の痛みで水分がとれないことによる脱水に注意しましょう。
脱水の症状(ぐったりしている、呼吸が荒い、おしっこがでない、涙が出ない、目がくぼんでいる、皮膚や唇が乾燥している)が見られたらすぐに受診してください。

のどの痛みや口内炎があっても飲みやすいものは?

冷ましたお味噌汁、スープ、リンゴジュースなどを少量ずつ回数を多くあげましょう。
熱いものやオレンジジュースのように酸っぱいものは染みるので避けてください。

食べやすいものは?

冷たくてのどごしがいいものが食べやすいです。
冷ましたおかゆ、豆腐、やわらかいうどん、うらごしバナナ、ゼリーなどあげてみてください。
熱いもの、酸っぱいもの、塩辛いもの、固いものは避けましょう。

感染予防するには?

ウイルスを含んだ便や唾液、目やに、咳などから感染するため、うがいと手洗いをしっかりしましょう。
特に、おむつ交換後やトイレ後はしっかり手洗いをしましょう。アルコール消毒は効きません。

登園登校はいつからしていいの?

熱がなく元気で普段の食事がとれるようになれば登校が可能となります。

【手足口病】

どんな症状?

発熱や発疹(口の中、手のひら、足の裏、お尻や肘、膝など)がでます。
原因ウイルスがたくさんあるため、何回もかかります。
口の中の痛みにより食べられなくなることがあります。
また、大人もかかる場合があり、大人は子供よりも症状が重いことが多いです。

治療法は?

特効薬はなく、基本的に数日で自然治癒しますが、口の痛みで水分がとれないことによる脱水に注意しましょう。

家庭で気をつけることは?

基本的に「ヘルパンギーナ」と同じです。前述を参考にしてください。
飲みやすいもの、食べやすいものを少しずつ複数回に分けてあげて、脱水にならないように注意しましょう。
流水と石鹸でしっかり手洗いをし、家族内で広がらないように注意しましょう。
特にうんちからは長くウイルスが出ているため、オムツ交換後はしっかり手洗いをしましょう。
アルコール消毒は効きません。

手足口病だけの特徴は?

手足口病が治った後、1~2ヶ月後に爪がはがれたり、指の皮がむけたりすることがありますが、新しい爪が生えてくるので心配ありません。

登園登校はいつからしていいの?

熱が下がって、普段通りの食事がとれればできます。
しかし、園によっては登園基準があるところもあるので確認しましょう。

【アデノウイルス】

どんな症状?

アデノウイルスには100種類以上の型があり、いろんな症状を引き起こします。
中でも有名なものが「はやり目(流行性角結膜炎)」と「プール熱(咽頭結膜熱)」です。

はやり目(流行性角結膜炎)とは?

目の充血、目やに、流涙などの症状があります。
結膜炎の症状が治まるまで出席停止で、登園登校するには医師の許可が必要です。
角膜炎や視力低下を起こす場合があるので注意しましょう。

プール熱(咽頭結膜熱)とは?

39度~40度の高熱が4~5日続き、のどの痛みがあり、結膜炎症状も見られます。
熱が下がり、結膜炎の症状が治まってから2日間出席停止で、登園登校するには医師の許可が必要です。
かつてプールで大流行したことがきっかけでこの名称が使われていますが、プールに入ってなくてもかかります。

治療法は?

特効薬はなく、解熱剤、目薬(目の充血や目やにがある場合)など症状に合わせた対症療法です。

家庭で気をつけることは?

口やのどの痛みや高熱で水分が取れない時は脱水に注意しましょう。時折、重症化することがあります。
咳がひどい、高熱でぐったりしている、視界がぼやけるなどの症状があれば、再受診してください。
潜伏期間が2~14日間と長く感染力が強いです。
アルコール消毒が効きにくいので、手洗いをしっかりしましょう。
家族がかかったら、食器やタオルの共有は避けましょう。

【夏の三大感染症の予防対策】

夏の三大感染症にかからないために、しっかり予防対策を行うことが大切です。
家族みんなが元気で過ごせるよう、以下に記載してある「3つの対策」をしっかり行いましょう!

①:こまめな手洗い・うがい!

手洗い、うがいをしっかり行うことは感染症予防の基本です。
特に「外出後、食事の前、トイレの後、鼻水をかんだ後」などは、必ず手を洗うようにしましょう。
しっかり石けんを使って、正しい手洗い、うがいをすることが大切となりますので、一人でちゃんとできるまでは親御さんがチェックしてあげると良いですね!

②:室内温度は26〜28°Cを目安に

室内と屋外の温度差により、体調調整が上手くできず体調を崩すことが多いです。
体調を崩さない為にも、室温と外気温の差をなるべく小さくすることが大事です。
暑いからといってエアコンの設定温度を下げすぎないように注意しましょう。

③:おもちゃや食器などの共有に注意

子どもは、おもちゃを一緒に使ったりすることで「接触感染」や「経口感染」の可能性が高いため、おもちゃや食器などの共有には注意が必要です。特に周囲で感染症が流行している時は要注意です。
また、家族への感染を防ぐ為にも、タオルや食器は共有しないようにしましょう。

【まとめ】

これから流行る「夏の三大感染症」の病気として、「ヘルパンギーナ」「手足口病」「アデノウィルス感染症」を説明しました。
これらは発熱やのどの症状がみられるため、脱水に注意しましょう。
感染力が強いものが多く、アルコール消毒が効きにくいため、手洗いをしっかりしましょう。

以前は、夏に流行るといわれていましたが、今はどの感染症も季節が関係なくなってきました。
お子さんをしっかり観察し、少しおかしいなと感じたらすぐに受診しましょう。

【病児保育室 ひなたぼっこ】

●住所:〒675-0151 兵庫県加古郡播磨町野添1655-1 2階
●アクセス:JR土山駅より徒歩3分
●駐車場:完備
●電話番号:078-939-6022
●WEB予約:こちらからご予約下さい